外壁塗装 塗料の種類とグレード

2023年02月21日

外壁塗装の塗料の種類は

 

外壁塗装の塗料選びに迷った時に参考になるように、

 

塗料の種類についてご説明したいと思います。

 

塗料の選定に悩んだ時の参考になればと思います。

 

塗料の主成分である樹脂別での種類があります。

 

『アクリル樹脂塗料』『ウレタン樹脂塗料』

 

『シリコン樹脂塗料』『ふっ素樹脂塗料』などがあります。

 

 

塗料のグレードは、上記に記した樹脂別で分かれていて

 

それぞれに水性塗料と油性塗料があります。

 

 

 

 

 

塗料選びは、外壁塗装の耐久年数を決めるので重要になります。

 

耐久年数はそれぞれグレードにより違いがあり、塗替え回数が変わってきます。

 

また、耐久年数はあくまでも期待できる耐久年数であるので

 

塗料が機能することができる年数となっております。

 

 

期待耐用年数とお値段

 

 

アクリル樹脂塗料—————期待耐用年数 5 ~ 7 年

 

ウレタン樹脂塗料—————期待耐用年数 7 ~ 10 年

 

シリコン樹脂塗料—————期待耐用年数 10 ~ 15 年

 

ラジカル制御塗料—————期待耐用年数 12 ~ 15 年

 

フッ素樹脂塗料—————–期待耐用年数  15 ~ 20 年

 

光触媒   ——————期待耐用年数  15 ~ 20年

 

無機ふっ素樹脂塗料———–期待耐用年数  20 ~ 25年

 

 

上から順番にアクリル樹脂塗料が一番安価であり、

 

概ね『期待耐用年数が増える=高価になる』であるといえます。

 

下段に記載の無機ふっ素樹脂塗料が高価となっております。

 

 

 

種類別の特徴は

 

 

シリコン塗料

正式名称は「アクリルシリコン塗料」です。外壁で最も多く

使われているのはシリコン系の塗料になります。

値段と耐久年数のバランスがよく、遮熱機能のあるものや、

汚れにくい高対候性もの等、バリエーション豊富な塗料です。

 

 

こんな方におすすめ

安く済ませたいけど耐久性もほしい

特にこだわりはないので価格や耐候性のバランスがいい物で塗装したい。

 

 

ラジカル塗料

正式名称は「ラジカル制御型塗料」です。

ラジカルとは、塗料の顔料に太陽光が当たることによって発生する劣化因子になります。

ラジカルは塗膜の劣化原因となります。

このラジカルの発生を抑制・制御するのがラジカル制御型塗料になります。

シリコンより耐久年数が高く、シリコンとフッ素の中間に位置します。

 

こんな方におすすめ

高い対候性がほしい

高いコストパフォーマンスある塗料がいい

 

 

 フッ素塗料

フッ素塗料とは、蛍石を原料としたフッ素樹脂を配合した塗料のことをいいます。

耐候性、耐熱性、親水性、防藻性、防カビ性などたくさんの特徴があります。

主流のシリコン塗料よりも上のグレードになり高価ですが、高品質で高い耐久性があります。

 

こんな方におすすめ

コストは気にせず高い対候性がほしい

塗替えの頻度を少なくしたい

 

 

無機塗料

無機塗料は、原料に無機物(石やガラス等)と有機物を配合し

塗料として塗れるようにしたものが無機塗料です。

最も耐久性が高く20年以上は持つと言われている塗料で

高い不燃性、耐候性があり注目されています。

価格はまだ高いですがランニングコストを考えるとお得だと言えます。

 

こんな方におすすめ

更に塗替え頻度を抑えたい

高性能でよりよい住宅にしたい

 

 

 

 

外壁塗装と一言でいっても、外壁の状態や劣化の程度、外壁材の種類などに

 

よって塗料の選定や必要な工事内容が変わってきます。

 

塗装箇所や現在の外壁の劣化状態に合わせること、

 

また、お客様のLCC(ライフサイクルコスト)を考えて塗料の選定を

 

行ってみてはいかがでしょうか。

 

不明な点は、施工する塗装業者に説明をしてもらいましょう。

 

そして、納得が行く塗料を使うことをお勧めします。

 

お見積もり時には、塗料の種類別での算定を依頼するのも

 

良いと思います。

 

 

 

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