外壁塗料の艶あり 艶なし どっちを選ぶ?

艶あり?? 艶なし??
外壁塗装を行う時、
お施主様がすることと言えば、
・どんな種類の塗料にするか
・どんな色にするか
・艶ありか艶なしか
などではないでしょうか。
今回は 艶あり、艶なし塗料のどちらにするか
迷われた方は是非参考としてください。
特徴やメリット・デメリットについても記載します。
1・艶があるってどういうこと
2・艶の種類について
3・艶の調整
4・艶ありのメリット・デメリット
5・艶なしのメリット・デメリット
1・塗料の艶があるってどういうこと
塗料の艶は、太陽光などの反射率の違いで決まってきます。
光が反射した強さを数値化したものをグロス値または光沢度といいます。
ピカピカと光沢が出ている塗料を『艶あり塗料』
光沢がなく、しっとりマットな質感の塗料が『艶なし塗料』と言います。
2・艶の種類について
艶は5種類あります。
艶あり (光沢度70%以上)最も光沢感が強い
7分艶 (光沢度60%前後)艶ありよりも少しだけ光沢感を落としたもの
5分艶 (光沢度35%前後)艶ありの半分の艶で光沢感は抑えられた仕上がり
3分艶 (光沢度15%前後)艶ありの2から3割程度の艶で落ち着いた仕上がり
艶なし (光沢度5%以下)ほとんど光が反射しない、マットな仕上がり
3・艶の調整について
艶のあり・なしは塗料の製造段階で決まっています。
もともと艶ありで作られている塗料もあれば、
艶なしで作られている塗料もあります。
それは、塗料メーカーや塗料によって異なりますので、
気になる方は施工会社に艶あり・艶なしについて質問してみましょう。
4・艶ありのメリット・デメリット
メリット
・ピカピカに艶が出る
・サイディングの凹凸がはっきりする
・汚れが付きにくい
・塗料の性能を十分発揮できる
デメリット
・年数により艶は落ちる
・下地によっては光りすぎたりする
・仕上がりが安っぽい印象に見える場合がある
5・艶なしのメリット・デメリット
メリット
・落ち着いた雰囲気
・高級感を演出できる
デメリット
・汚れがつきやすい
・塗料の種類が少なく、限定されている
・質素な印象に見える場合がある。
いかがでしたか
艶あり塗料の艶を、例えば『艶あり→7分艶に変更したい』など
気になることは施工会社へ相談しましょう。
塗料を調整する(艶を落とす)という事は
塗料に艶調整剤を混ぜて調整することです。
塗料の性能は本来より落ちます。(耐候性など)
耐候性は落ちますが自分好みの艶にまで抑えられます。
そして、様々な塗料で調整できるため選べる塗料の幅は広がります。
施工会社に見本を作ってもらい実際に目で見て比べてみるのも
良いと思います。
調整できない塗料もあるので施工会社に相談してはいかがでしょうか。
注意点として、外壁塗料は光の反射によって色の見え方が違います。
色見本を作成してもらい、お天気の良い日、曇りの日、室内など
いろんな環境下で色見本をチェックしてください。
実際に外壁に塗ったときに印象が全く異なり、思ったイメージと
違っていたということも少なからず有りますので気をつけましょう。
大切な財産である住居ですので、好みに委ねられると思いますが、
失敗のない塗料選びの参考になれば幸いです。
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