シーリングってなに?
突然ですが、皆様はシーリングというものをご存知でしょうか。
シーリング工事とは、「建物の外壁・サイディングボードの間のつなぎ目」や「外壁とサッシの隙間」など、
動きの多い目地や隙間などに、高度な防水性・機密性等を確保することを目的とした工事のことです。
現代では7割以上のお家が、サイディングボードを張り合わせた工法で建てられていると言われており、
サイディングとシーリングは切っても切れない関係であると言えます。
なんでシーリングを交換するの?
新築時に施工されるシーリングは約5~10年程度で劣化すると言われています。
劣化したシーリングを放置してしまうとどうなるのか
雨漏りの原因になったり、雨漏りが原因で建物の構造部を痛めてもっと大きな工事が必要になってしまう場合もあります。
そうなってしまうまえに是非、定期的なメンテナンスを行っていただけるとお家の長寿化に繋がるかと思います。
シーリングにはどんな種類があるの?
シーリングに使う材料には大きく分けて
アクリル系・ウレタン系・シリコン系・変性シリコン・ポリサルファイド系等があります。
それぞれにメリット・デメリット・使用用途がある中で、
今回は外壁修繕工事の際によく使われるウレタン系・変性シリコンをご紹介します。
ウレタン系
ウレタン系シーリング材は主に、「窓枠まわり」によく使われています。
写真のようなノンブリードタイプのウレタンシーリング材の特徴として、
塗装後の汚染が少なく、上から塗料を塗ることが可能である反面、
紫外線に弱く、塗装しないと変色してしまったり、ほこり微細なゴミを吸いつけてしまう
ため塗装は必ず必要になります。
気になる期待耐用年数は約5年~10年といわれています。
変成シリコン
変成シリコンの特徴として用途が幅広く、紫外線に対する耐候性も良好であり、上から再度塗装することなく使用できます。
新築のサイディングボードのお家に使われることも多いです。
ですので困った場合はこの変成シリコンを選ぶことをオススメします。
耐候性も高く期待耐用年数は約10年といわれています。
どっちを使ったらいいの?
記事を読んで思われた方もいらっしゃると思います。
施工状況や条件、予算等で変化していきますが
上から塗装する予定ならばウレタン系で、塗装する予定がないのであれば変性シリコンをオススメします。
もしわからないことや、気になったことがありましたら是非、第一塗装店にお問い合わせください。