戸建住宅 外壁のサイディング塗装の注意点

2023年03月20日

住宅外壁材と言えば・・

 

近年の住宅外壁材の主流は、窯業系サイディングと呼ばれるセメントと繊維質成分を混合して製造された人工の外壁材で、各メーカー・建築会社で採用されています。

 

その他に金属サイディング・樹脂サイディング・木質サイディングがありますが、やはり問い合わせいただくお客様は窯業系サイディングが多いです。

サイディング以外では、モルタル、タイル、ALCがあります。

 

サイディングの注意点

 

新築時のサイディングは工場で色・柄を付け、製造されて現場へ納品されます。

現場でサイディングを貼った後で外壁目地部に変性シリコンを充填します。

変性シリコン部分は、塗膜のない露出状態で陽当たりの良い外壁面は、10年も経たず切れていたり劣化してなくなっているケースも少なくありません。

外壁は傷んでいなくてもシーリングの劣化が見られた場合は塗装を検討することをお勧めします。

 

塗装の種類は2つ

 

塗装の種類は大きく分けて2種類あります。

サイディングの色・柄をそのまま生かすククリヤー塗装と現在の色・柄をお好きな色で目地部も含め塗りつぶす塗装があります。

塗りつぶす塗装の際は、既設シーリングを撤去し、シーリングを打ち替えた後に塗装を行うのが一般的です。

 

最大の注意点はクリヤー塗装時

 

クリヤー塗装の材料は、シリコンクリヤー・フッ素クリヤー等があります。

上記の工程でシーリング目地もクリヤー塗装してしまうと、クリヤー塗料が硬くシーリングに柔軟性があるためシーリングの動きに追従できず、シーリング目地部のクリヤーが細かく割れてしまいます。

結果、割れた部分から水が入り白くなってしまいます。

これではせっかく高いお金を払っても塗装した意味がありません。

 

 

クリヤー塗装の正しい工程

 

施工中 雨の少ない時期の場合

1、 既設シーリング撤去  → 2、 外壁クリヤー塗装  → 3、 新規シーリング打替え

 

施工中 雨が心配される時期の場合

1、 外壁クリヤー塗装  → 2、 既設シーリング撤去 → 3、 新規シーリング打替え

 

お見積もりの段階で以下の工程説明がない業者さんは要注意ですね。

 

 

 

 

 

 

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