住宅鉄部塗装の目安

2023年01月24日

鉄部塗替えサイクル

 

 

鉄部の塗装の塗替えサイクルは、約3年~5年と言われます。

 

住宅の外壁工事の目安が10年~となりますが、鉄部は早めに劣化が

 

始まってきます。

 

鉄部は水分・空気(空気中の酸素)が触れるとさびが発生します。

 

戸建て住宅ですと、門扉や鉄骨階段、雨樋のつかみ金物、外灯のポール、

 

電気引き込みポールなどがあります。

 

劣化状態によっては外壁塗替えの前に鉄部塗装だけを先に行ったほうが

 

良い箇所になります。

 

また、住宅の立地条件によっては、さびの進行具合が

 

違ってきます。

 

海岸部では特に工程を増やすことによって発錆を

 

遅らせる事も可能です。

 

鉄部のメンテナンス作業をしっかり行うことで、住宅の寿命が伸びますし

 

美観を保つことが出来ます。

 

 

劣化の現象とは

 

 

 

鉄部は表面の発錆やチョーキング、はがれなどが起きてきます。

 

さびとは、水分と酸素の作用により、金属が腐食することをいい、

 

さびが塗膜の表面に現れない「ふくれさび」や「糸状さび」

 

塗膜の表面に現れる「割れさび」や「点状さび」などの種類があります。

 

 

鉄が腐食すると赤さびや黒さびを生じ、亜鉛メッキやアルミニウムは白さびを生じます。

 

また、さびの発生は海岸地域や腐食性のガスの多い工場地域で特に著しくなります。

 

発生したさびは金属内部へ進行する為、早めの処置が必要となります。

 

 

 

チョーキングは、手で触ると白い粉がつきます。

 

塗膜が劣化して塗膜中の原料が離脱し表面が粉末状になる現象です。

 

紫外線や温度、湿度、雨風の影響で劣化して起こります。

 

手につく粉の状態によって下地処理が変わってきます。

 

躯体への直接の影響は無いが放置すると塗料の効果が徐々に失われて、

 

コンクリート内部に水や二酸化炭素が侵入しやすい状態となるため、

 

中性化が発生・進行しやすくなり劣化が躯体へと進行します。

 

 

はがれは、塗膜が付着力を失って下地から離れる現象です

 

雨水やほこりが塗膜の層間に侵入することや素地と塗膜の温度変化による膨張・収縮の

 

差によって発生します。また塗料の不具合が原因となります。

 

 

 

上記のような症状が出ていましたら、外壁調査や塗替え塗装をお勧めします。

 

調査とは、基本的には既存塗膜の現状調査になります。

 

調査の内容としては、鉄面下地の種類や現状塗装の種類、旧塗膜の劣化具合や

 

さびの程度、塗装箇所の形状などが挙げられます。

 

もちろん、上記に列挙したようなチョーキング、はがれやふくれなどの

 

劣化具合もチェック項目となります。

 

調査だけでしたらお見積もりと同じで無料でやっていただける業者さんも

 

多いと思いますので、問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

 

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