塗料がもたらす環境問題と㈱第一塗装店として取り組んでいること
皆様は、環境問題と聞かれてなにを一番に思いつきますか。
多数の方が、地球温暖化と答えるのではないでしょうか。
昨今では、自動車業界でもハイブリッド化や電気自動車化が進んでおり、
二酸化炭素を削減し地球環境を良くしていこうという活動が、
活発になってきているなと感じます!
塗料業界でも脱炭素(カーボンニュートラル)促進の働きも大きく、各メーカーが日夜開発を進めています。
そもそも塗料がなんで地球温暖化を進めるのか
塗料には大きく分けて油性(溶剤)塗料と水性塗料の二種類に分かれています。
油性(溶剤)塗料には耐候性に優れているものも多く、艶の維持もしやすいです。
また、汚れも付きにくい点にプラスして塗料の密着性も高く一定の時間で乾燥するため作業効率も高まります。
しかしその反面、塗料の中には炭素が含まれており乾燥時に二酸化炭素を発生させてしまうため、
地球温暖化を進めてしまう一面もあります。
併せて、VOC(揮発性有害化合物)※注1が含まれており、環境保護の観点から
すると適していないとも言えるかもしれません。
※注1
VOC(揮発性有害化合物)とは、蒸発しやすく大気中で気体となる有機化合物のことを指します。
例 トルエン キシレン
日光や紫外線の影響を受けて光化学スモッグを作成してしまう。
昨今話題のも上がるPM2.5の生成原因にもなり、化学物質過敏症な方は頭痛やめまいといった
症状を引き起こす危険性もある。
水性塗料は名前のイメージから雨や雪などの水分に弱いようなイメージを持たれがちではありますが、
近年では研究が進み耐候性の高い製品の開発も行われています。
水性塗料には油性(溶剤)塗料のようなVOC(揮発性有害化合物)の添加が極端に少ないので
環境に与えるダメージは少なく環境保護の観点からみると適しているかと思います。
水性塗料や油性(溶剤)塗料に共通するのが、塗料を作成する際に使う機械や輸送機器の使用によりCO2が発生してしまいます。
さて、㈱第一塗装店では環境問題に配慮した塗料の選定をさせていただいており、企業活動の中においても、
環境汚染の防止・地球資源の有効活動・環境管理活動を通じて、『地球環境の保全』を目的とする「エコアクション21」の登録認証をうけるとともに、
SDGsの達成に向けて取り組む「あいちSDGsパートナーズ」登録をしている企業であります。
お時間がある方は是非下記のURLをご覧ください。
https://aichi-sdgs-partners.jp/
まだまだ油性(溶剤)系塗料の需要がある中でも弊社では可能な限り環境に配慮した水性塗料を推奨、普及を推進してまいります。
塗り替え工事を検討されている方や環境問題に興味がある方、使用塗料の特性に興味がある方がいらっしゃいましたら是非一度、
㈱第一塗装店にご相談ください。
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